骸骨剣士との戦いに勝利したシンドバッドはパリサ姫とともに城から脱出をはかる。その途中、橋の下に流れる溶岩を見たパリサ姫はジーニーとの約束を思い出す。
「『火の岩の中へ高き所より落とせ』、ここの事だわ。ランプを落とさないと。」
「しかし、ジーニーがいないと船へ帰れない。」と弱気なシンドバッド。
「そうね。ここから落とせば彼は死ぬわ。」
「しかし、約束だ。」

いったい、どっちなんだ。間違ってたら、確かに死ぬだろうが。

悩んだ末、ランプを溶岩の中へ落とし、城を脱出する。しかし、城の出口には別のサイクロプスが待っていた。見張り役の恐竜は自分で鎖を引きちぎり、サイクロプスへ襲いかかる。いったい、何のための鎖だったのか・・・

『地球へ2000万マイル』のところで書きましたが、ここで登場する二体目のサイクロプスにイーマのモデルの骨格が再利用されたそうです。一体目とは造型が微妙にちがっており、最も解り易い違いは、角が二本あるという所。

鎖が無くてもソクラの指示には従う恐竜。サイクロプスを倒し、逃げるシンドバッドを追いかけるが、ソクラが考案した巨大弓矢を首もとに突き差されて絶命。
こうして、シンドバッドは元に戻ったパリサ姫と生き残った部下たちとバグダッドへの帰路につく。THE ENDと画面に出て、めでたしめでたし
・・・ではなくて、この映画には最後にちょっとしたオチがつく。